2012/12/09

小水力発電サミットのご案内

今日は、石徹白のマイクロ水力発電の取組みを、
報道ステーションサンデーで取り上げていただきました。
テレビ朝日のスタッフの皆さん、朝日新聞記者の菅沼さん、
大変お世話になりました。
ありがとうございました。


さて、来年2月16日・17日に、岐阜県中津川市・恵那市にて、
「全国小水力発電サミット」が行われます。
全国から小水力発電に関心のある人たちが集まります。
一昨年は山梨、昨年は富山で行われ、
今回で3回目のイベントになります。

今回のテーマは、「自然エネルギーと地域自治」です。
自然エネルギーの導入にとどまらず、
「自然エネルギーをいかに地域づくりに役立てていくか」という点について、
2日間にわたって議論を行います。

パネルディスカッションの中で、石徹白の取組みもご紹介させていただきます。


多くの皆様のご参加をお待ちしております。
よろしくお願いします!


↓↓↓ 以下、告知文です。転送歓迎です!↓↓↓
================================
第3回全国小水力発電サミット in 岐阜
2013年2月16日(土)・17日(日) 開催
参加者募集のお知らせ
申込締切:1月11日(金)必着
http://www.gifu-summit.jp/
================================

全国から小水力発電に関心のある方が集まる小水力発電サミット。
3回目の今年は、岐阜県中津川市・恵那市で開催されます。
今年のテーマは、
「清流とともに暮らす ―自然エネルギーによる地域自治を目指して―」
です。

参加をご希望される方は、2013年1月11日までに、
所定の申込用紙に必要事項をご記入の上、お申込み下さい。

多くの方のご参加をお待ちしております!


【第3回全国小水力発電サミットin岐阜 概要】
・日時:平成25年2月16日(土)・17日(日) 2 日間
・会場:東美濃ふれあいセンター (岐阜県中津川市茄子川1683-797)
     恵那峡グランドホテル  (岐阜県恵那市大井町2709−77)
・参加費:1,000円(交通費、宿泊費、交流会参加費、昼食代などは別途)

◎2月16日(土) 東美濃ふれあいセンター
10:30~ 企業展・企業プレゼンテーション
13:00~ 開会式
13:30~ 第一部:基調講演「自然エネルギーと自治」
      澁澤寿一(NPO 法人樹木・環境ネットワーク協会理事長)
14:40~ パネルディスカッション「自然エネルギーと地域再生」
16:00~ 事例報告(株式会社アルプス発電 / 三峰川電力株式会社 /
岐阜県/ 中津川市/ 恵那市小水力利用推進協議会)
  この後、会場移動
19:00~ 交流会 恵那峡グランドホテル

◎2月17日(日) 恵那峡グランドホテル
9:00~ 分科会: 「地域エネルギー事業と自治体の新たな役割」
      「地域のための市民小水力発電事業」「小水力発電の導入技術」
      「小水力甲子園~大学生・高専生交流会~」
12:30~ 閉会式
14:00~ エクスカーション(別料金)
    「中津川市の小水力発電見学と馬籠散策」「恵那市の螺旋式ピコ
    水力発電装置と岐阜県東部広域水道事務所小水力発電見学」


【参加申込方法】
参加ご希望の方は、所定の申込用紙に必要事項を記入の上、
FAXまたは郵送にてお申し込みください。
申込用紙は、大会HP(http://www.gifu-summit.jp)よりダウンロードできます。
申込締切:平成25年1月11日(金)必着

▼▽▼▽▼お申込み先▼▽▼▽▼
株式会社JTB中部 岐阜支店
「第3回全国小水力サミットin岐阜」係  (担当:渡辺・大石)
郵送先: 〒500-8833 岐阜県岐阜市神田町9-27
FAX: 058-262-3641

=====================================
お問い合わせ先
第3回全国小水力発電サミット実行委員会 事務局
(担当 平野・榎本)
TEL:058-295-1230  MAIL:info@gifu-summit.jp
http://www.gifu-summit.jp/
=====================================
2012/07/19

デュアル・エネルギーパス

東北大学の新妻先生が、デュアル・エネルギー・パス という言葉を提唱されています。
これが、石徹白での小水力発電の取組みをわかりやすく表現しているように思いますので、引用させていただこうと思います。



私はエネルギーには3種類あると思っています。それは「自給エネルギー」「流通エネルギー」「戦略エネルギー」です。

「自給エネルギー」は,エネルギー源とエネルギーの利用者が直接つながっているエネルギーで,生活必需のエネルギーを自分のために利用するものです。そこでは,自然との共生をはかりながら持続可能に利用する必要があり,このエネルギー利用は地球の生態系の多様な関係性のうえに成り立っています。また,このエネルギーの利用は,自然の恵みを享受する行為であり,生産の喜びや安全・安心,生活の豊かさ等,貨幣では置き換えられない多様な価値を包含しています。
「流通エネルギー」は,現代社会において我々がごく普通に用いているエネルギーです。「流通エネルギー」は,利用目的を特定せず,不特定多数を対象として商品化され,流通しているものであり,そこではカロリーやワットでエネルギーを表し,全てに共通の価値である利便性や価格,安定度などの質,汎用性などが重要視されることになります。また,エネルギー供給事業を通して供給されるものであるため,事業の採算性や効率が常に問題になります。「流通エネルギー」の価格は,エネルギーが生活や産業に不可欠なものであるため,オイルショックの例に見られるように,そのときの経済状況,社会状況,国際状況,施策などに大きく左右されます。この度の震災では,この「流通エネルギー」が途絶してしまったわけです。
「戦略エネルギー」は「食糧」と同様に,国家規模でエネルギー問題を考える際のエネルギーの概念です。「エネルギー需給見通し」,「エネルギーの構成比」,「エネルギーの国家戦略」などを考える際に用いられ,数値化された統計量のみで表されます。そこでは,優位性のあるエネルギーの利用が優先され,エネルギーの多様性の喪失が生じます。


引用元⇒ http://niweb.kankyo.tohoku.ac.jp/PDF/manabu.pdf



石徹白でこれまで取り組んできているらせん水車、上掛け水車は、いわば、「自給エネルギー」です。市場で売買されるものではなく、自分たちで工夫しながら発電をし、その電気を使う喜びを感じる性格のものです。農産物でいえば、家庭菜園に近いと思います。
例えば、自家用の田んぼをやっている人たちは、「米は買ったほうが安い」と言いますが、自分でつくることに、貨幣価値以外の価値を見出しているのだと思います。それは、スーパーに並んで流通する米の価値とは、違う次元のもので、比較しにくいものだと思います。

一方、石徹白で3年後に導入しようと考えている数十~100kWの発電所は、全量売電することになりますから、「流通エネルギー」です。これは、売り買いされることが前提ですから、採算性を重視して取り組んでいく必要があります。



石徹白でこれまで取り組んできた「自給エネルギー」としての小水力発電は、小水力発電の業界の中では、かなり特殊なものです。通常、ビジネスとして小水力発電をとらえた場合は、100kW以上のものが主になります。
http://j-water.jp/database/


石徹白で現在導入されているような「自給エネルギー」としての小水力発電を見て、小水力発電すべてが『採算が取れない』『エネルギー量としてはしょぼい』と思われるのは、本意ではありません。
小水力発電の本筋は、100kW以上の規模のものです。
数kW以下の小規模なものは、「家庭菜園」的な、別の意味合いがあるとお考え下さい。
2011/12/07

石徹白のマイクロ水力発電が取り上げられた全国ニュースの動画リンク

おかげさまで、最近、多くのメディアに取り上げられています。
中部圏のテレビ局には、以前からも、何度も取り上げていただきましたが、
最近、全国放送でも報道されることが多くなりました。

これまで、全国放送で取り上げられたのは、下記の4回です。
リンク先で動画が見れますので、ぜひご覧ください!


1)2008年12月29日 放送
NHK総合テレビ「SAVE THE FUTURE
想いをつなぐ融資~ap bankが支える環境市民活動~」
(動画なし)


2)2011年7月1日 放送
NHK総合テレビ「首都圏スペシャル」
「高めよう!“市民電気力”(3) ~めざせ!電気の地産地消~」
こちらから動画が見れます。
当初は首都圏だけの放送でしたが、再放送で全国に流れました。


3)2011年11月14日 放送
テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」
特集「電力の地産地消に“小水力”」
こちらから動画が見れます。


4)2011年12月7日 放送
フジテレビ「ニュースジャパン」
こちら または こちらから動画が見れます。



<補足>小水力発電のコストについて

昨日のニュースジャパンの報道で、石徹白の小水力発電のコストについての言及があります。
石徹白で取り組んでいるらせん水車、上掛け水車で、
それなりのコストがかかっているというのは、事実ではありますが、
ゆえに、「小水力発電は費用対効果が課題」と言われてしまうことについては、
本意ではないため、反論させていただきたいと思います。
(おそらく、当方の説明不足がゆえ、このような取り上げられ方になったのかと思います)

まず、小水力発電と一言で言っても、その規模は、いろいろな種類があります。
仮に、下記のように三種類に分類してみましょう。
A)外灯をつける程度の数Wのピコピカ
B)家1軒~公共施設の電気をまかなう数百W~数kW規模のもの
C)本格的に売電事業として取り組む、数十~1000kWの規模のもの
この中で、採算に乗るのは、C)の規模のものです。
A)・B)については、採算性よりは、「環境教育」「普及啓発」「地域活性化」といった
副次的な効果を期待しています。
ですので、B)がコストが合わないからといって、「小水力発電は費用対効果が課題」
と言ってしまうのは、必ずしも適切な表現とは言えないと思います。

※ちなみに、家庭用の太陽光発電も、買い取り価格が高く、かつ、補助がつかないと、
 ペイしないと思いますが、それでも、導入する方は多くいらっしゃいます。
 B)の採算性が悪いというのは、それと同程度 ということである とお考えください。
※なお、小水力発電は、地点によりコストが変わります。土木工事が安くできる場所、
 水利権の障壁が低いところのほうが、コストは低くなりますので、
 安くできる場所でやるということが重要です。



石徹白の取り組みの場合、A)B)については、すでに実施しています。
しかし、これがゴールではありません。
C)のような発電所をつくり、実質的に集落の電気の自給率を100%以上に
することを目指しています。


A)B)に取り組んでいる目的としては、
・小水力発電を導入することにより、地域の活性化/自治の強化につなげる
・小規模な小水力を導入することで、小水力の意義を地域の皆さんに理解してもらい、
 C)へ進むための合意を得る
ということが主目的です。

前者については、それなりの成果があがってきています。
・小水力発電をやっていることによって、さまざまなメディアに取り上げられ、
 多くの人たちに、「石徹白」という地区を知ってもらうきっかけになっています。
・また、北は北海道、西は岡山など、全国から多くの方が、見学にいらっしゃいます。
・この見学の方々に、地元の女性グループ「くくりひめ」によるランチや、
 加工所でつくったとうもろこしのパウダーをつかった特産品などを、
 お買い上げいただいており、地域にわずかながら、お金が落ちるようになりました。
・また、上掛け水車を設置したことがきっかけになり、それまで休眠していた
 農産物加工所が、この夏から稼働するようになりました。
・そして、小水力発電がきっかけで、移住者も増えました。今年は4世帯9人が移住しました。
 そのうちの2世帯5人は、小水力発電がきっかけです。
・外から注目されるようになり、地域の人たちの、地域づくりに対する気運も上がって来ています。
※このあたりの話は、季刊地域という雑誌に、書かせていただきました。
http://kikanchiiki.net/contents/?p=1003


後者については、今年度から、岐阜県が、石徹白の農業用水を使った
数十kWの発電所の基礎調査・基本設計をはじめました。
順調にいけば、2~3年後には、C)のタイプの発電所が建設される見込みです。

そんなわけで、石徹白のマイクロ水力発電事業は、まだまだ道半ばです。
引き続き、頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

2011/10/05

第2回全国小水力サミットが黒部市で開催されます

昨年、第1回目が開催された全国小水力サミット。
今年は富山県の黒部市にて第2回目が行われます。

岐阜県小水力利用推進協議会では、
岐阜駅からバスを出して、参加者を募っています。

全国の小水力発電関連の事例紹介や
取り組んでいる方との交流など
内容は盛りだくさんです。

ご興味のある方はぜひ!

日時:平成23年11月19日(土)~21日(月)
開催地:富山県黒部市
会場:黒部市宇奈月国際会館「セレネ」ほか
住所:〒938-0282 富山県黒部市宇奈月温泉6-3
TEL:0765-62-2000 FAX:0765-62-2020
参加費:無料
(ただし、交通費、宿泊費、交流会参加費、昼食代などはご負担ください)
主催:第2回全国小水力発電サミット実行委員会
主管:黒部市、全国小水力利用推進協議会、富山県小水力利用推進協議会
2011/07/01

NHK首都圏スペシャルにて取り上げられます

昨今、小水力発電が注目されているようです。
先日、石徹白の上掛け水車のお披露目式を開催したのですが、
NHKに取材していただきました。

本日、7月1日午後8時~ 首都圏スペシャル の中で、
放送される予定です。
http://www.nhk.or.jp/shutoken/special/
http://www.nhk.or.jp/shutoken/wm/special20110701.asx


石徹白でこれまで導入された小水力発電は、
小さいのも含めると、全部で7機。
すでに撤去されたものもあるのですが、
現在設置されているものは、

・らせん型水車2号機 ⇒ NPOの事務所にて使用 (最大800W)
・らせん型水車3号機 ⇒ この夏、農産物加工所へ接続 (最大500W)
・上掛け型水車   ⇒ この夏、農産物加工所へ接続 (最大2.2kW)
・ピコ水力発電   ⇒ 外灯に利用 (5~10W)
http://fearth.org/pikoweb/index.html

という状況です。

いずれも小規模なものばかりです。
いずれも開放型の水車で、発電している様子がわかりやすいものを
導入しています。

現在の脱原発・自然エネルギーのような流れを担うためには、
ちゃんと発電事業として成立するような規模(100kW以上)が
必要であると思っています。
一方で、水が身近にあれば、身近で発電して、家や公共施設で
まかなうということができるのは、理想的だと思います。

小水力発電は、日本の国土にとってふさわしい発電です。
National Geographicの記事


とはいえ、なかなか普及していかないという課題も、
いろいろとあります。

今後の自然エネルギーの普及のための一助となるべく、
引き続き努力してまいりたいと思います。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。