2007/12/30

コミュニティユースバンクmomo

石徹白マイクロ水力発電実験事業を進めるにあたり、
運転資金を融資していただいている「コミュニティ・ユース・バンクmomo」
中部地方で若者を中心に結成されたNPOバンクです。

当事業はmomoにとって第2回目の融資募集で
審査を通り、この2008年1月より融資が実行されています。

momo_shisatsu

これは石徹白での現地視察の様子です。

momoは、2005年10月23日に20-30代の若者によって結成された
市民による市民のための金融システム(NPOバンク)であり、
持続可能で豊かな地域づくりをするために活動しています。

「わたしの暮らすまちで、
わたしの子や孫がずっと、
暮らしていけるように。
そのために、
お金を使ってできること。」

という考えのもと、出資者を募り、
そして地域の未来のために事業を行う人に向けて
融資を行っているのです。

今回の事業について、わたしたちが融資を依頼した
目的とは、もちろん、運転資金を借り入れることが
一番大きな目的ではありましたが、momoを介して
より多くの若者に、わたしたちの取り組みを
見てほしい、という思いがありました。

これまで、何気なく銀行や郵便局に預けていた
お金は、自分のお金なのにも関わらず、
自分の知らないところに知らない間に融資されています。

その融資先は、通常の銀行であれば返済がほぼ確実に
担保される企業だったり国であったりします。が、
momoの融資先は、確かに返済能力は通常の銀行が
貸す先よりも低いかもしれませんが、
確実に、地域をよくするために活動をしている団体です。

そういった団体にお金を融資する、という意識を持って
momoに出資をしている人が集うコミュニティ。
そんな人々に、将来のエネルギー自給を担う今回の
事業を知ってもらう、ということはとても意義深いことだと
認識をしています。

2月には、momoの方に石徹白の発電現場を見てもらうため
足を運んでもらうことになっています。
そこで、現状をきちんと説明し、今後の展開について
ご報告、ご相談していく予定です。

既存の金融機関がしていない、有機的なお金の流れを
つくりだすためにはmomoのような金融システムが必要と
なるのではないでしょうか。

お金を借りる、というだけではなくて、お金を貸して
くださっている一人一人の方の思いをいただいて
マイクロ水力発電事業を動かしていきます。

スポンサーサイト
2007/12/29

螺旋型設置現場 土木工事

当事業での螺旋型の設置については、他の2機と異なる
現場となる。螺旋型は農業用水にそのままはめ込む
ことのできるものなので、比較的直線で水量の変化が
あまりない箇所に設置をする。

今回設置する場所は、実験ということもあり、
既存の水路から水流を迂回させ、新たに水路をつくり
そこに導入するという予定だ。

そうすれば、水量調節ができ、どのくらいの量のとき
どのくらいの発電量を得ることができるのか、という
実験をすることができる。

写真は土木工事が終了し、コンクリートを乾かしている
現場のもの。

rasen setting point


水は迂回させ、元の水路に戻すので、減少することもなく
地元の方にも理解を得ることができた。

導入は2008年1月以降、螺旋型が完成してからの予定である。

2007/12/29

縦軸型 異物除去の仕組み

設置に関してどの事例を見ても懸念事項となっているのは、
水路を流れる落ち葉やゴミの除去対策である。

発電機そのものの性能が高くても、スクリュー部分にゴミが詰まると
たちまち発電量が減ってしまう、もしくは異物が多く詰まったときには
発電が止まってしまうことがある。

水力発電は太陽光発電や風力発電のような他の再生可能エネルギーには
できない「24時間発電する」ことが可能であるが、異物除去の技術がなければ、
その特長を活かすことができない。
この点がマイクロ水力発電全体の大きな課題となっている。

当事業において採用した縦軸型においても、異物除去の仕組みが必要となる。
そこで考案したのは「やな型」異物除去の仕組みである。

アユやマスなどの川魚を捕るために夏場に設置される「やな」は、
水をせき止めることなく魚だけを捕えるものである。
この「やな」の小型版を製作し、設置することとした。

直径7ミリ程度の管(もしくは竹)に穴をあけ、ステンレスのねじ棒でつなぎ合わせる。
そのとき、1本1本の管の間に水を通すための隙間ができるよう、5ミリ程度のゴム状の
緩衝材を挟み込むこととした。管の本数や長さなどは設置する場所に合わせて決定した。
こうして製作したやなを取水樋に傾けて設置・固定を行った。

yanasetting2.jpg

やな型異物除去の仕組みの長所・短所は以下の通り。

<長所>
水量が減ることなく、かつ落ち葉などのゴミを格子によってせき止めることができる。

<短所>
導水路口を塞いでいるわけではないのである程度は落ち葉やゴミが発電機に
詰まることがあり、そうした異物は取り除く必要がある。
2007/12/05

中日新聞2007年12月5日 岐阜県中濃版

中日新聞120507


縦軸型設置について、中日新聞に掲載されました。
2007/12/04

縦軸型設置工事3日目 設置完了 

●3日目(12/4/2007 10:00-16:30)
現場監督:駒宮博男、石徹白勉
施工者:須向基、久保田正則
内容:
・導水路に発電機の設置
・電気配線工事
・電機ボックス設置のためのコンテナ設置
・電機ボックスの設置


縦軸型設置最終日。
電気工事を終え、発電に取り掛かることができた。
雪がちらつく寒い一日の中、なんとか本降りにならず
進めることができた。
電気工事は、石徹白で電気関係のお仕事を
されている久保田さんにお願いをした。

tatejiku3_denki


地元に専門家がいらっしゃると、メンテナンスにも困らず非常に心強い。
買って来たパッケージ商品を設置するわけだが、
もちろん、継続的に利用するとすると、どうしても
維持管理が大変になる。
しかし、こうした方が近くにいらっしゃるということは
何か起きた時に対応ができるのだ。
導入に重要な要素として、地域の人が自らメンテナンスを
できる、ということを実感することとなった。
また、発電スタートということで、中日新聞白鳥通信局の取材を受けた。

tatejiku3_syuzai

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。