2007/10/20

事業スケジュール

以下のようなスケジュールで10月から3月まで実施します。

2007年
8月    石徹白の「地域再生」について、現地の人々との話し合いを通じて考え方を共有
10月    事業をスタート
       愛・地球博成果継承発展事業より助成を受ける
10月半ば 石徹白自治会のリーダーへ説明会を実施
       購入する発電機の選定
       石徹白内の水路の調査
       他地域でのマイクロ水力発電機導入事例の見学
10月後半 資金調達のため、コミュニティユースバンクmomoに融資の申請を行う
11月初旬 石徹白の用水委員会より設置の許可をもらう
       設置場所の決定
11月半ば 縦軸型発電機が到着
11月後半 縦軸型発電機の取り付け作業
12月初旬 縦軸型発電機の取り付け完了
12月中旬 ターゴ型発電機が到着
12月後半 螺旋型発電機完成

2008年
1月中旬  ターゴ型設置
       螺旋型設置、3種類とも計測スタート
       消費電力量調査・電力賦存量調査実施
2月中旬  計測結果をもとに分析
3月初旬  報告書作成開始
3月中旬  報告書完成、4月からの事業に関して計画立案
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2007/10/20

地域再生の試み4 ~事業の概要~

●事業の概要


・期間:2007年10月~ 
 ※2008年3月までは平成19年度 愛・地球博成果継承発展事業の一環として実施

・調査実験内容
1、発電機の設置→3つの発電機がどのくらいの電力を発電できるかを調査
2、地域の水量調査(=水資源による電力量の賦存量調査)
3、地域での消費電力調査→全家庭でどのくらいの電力を使っているかを調査

・設置する発電機
今回の事業では3種類の発電機を導入することにしました。
これは、石徹白の特徴をよく考慮したうえで、
世界にある様々な発電機の中から選んだものです。

①螺旋(らせん)型
 農業用水路を利用した設置が可能。高低差があまり必要なく、比較的平坦な
 土地でも設置できます。発電量は約750Wを予定しています
 開発:名古屋大学
 製作:篠田製作所

②縦軸型
 開発途上国の未電化地域に取り付けられている事例がすでにあり、
 安定したエネルギー供給が可能。発電量は500Wのものを採用します。
 (株式会社イズミより購入 Power Pal製)

③ターゴ型
 水量より落差を重視する。落差があるところでは安定した発電が
 可能であるため、日本の中山間地に適している。発電量は1000W用を使用します。
 (イズミ株式会社より購入 Power Pal製)
2007/10/20

地域再生の試み3 ~石徹白にて発電機設置~

マイクロ水力発電機設置を石徹白で行います。


●石徹白ってどんなところ?

岐阜県の中でも福井県との県境に位置する山間の地域です。
日本の最古の山岳信仰のひとつ、白山信仰発祥の地で歴史・文化の深い地域です。

平安時代から鎌倉時代にかけての白山信仰が隆盛の時代には、
「上り千人、下り千人、宿に千人」と言われるほど、修験者の出入りで栄えた土地であり、
近世(明治)まで、神に仕える人が住む村として、どの藩にも属さず年貢免除、
名字帯刀が許された所です。昭和30年代までは210戸、1200人強の人々が
住んでいましたが、今では、117戸、329人、内65歳以上が145人(高齢化率44%)、
小学生が9人と過疎・少子高齢化が進んでいます。

とはいえ、白山をはじめとした山々が間近にそびえ、
水流も驚くほど豊かで自然資源にとても恵まれた美しい地域です。
石徹白を気に入って移住をする人もいるそうです。

●ぎふNPOセンターと石徹白地域の人との連携

ぎふNPOセンターのミッションの2本柱の一つに、「NPOの活動環境の整備」があります。
その中でも「地域社会のデザイン提案および政策提言」を行うことをひとつの目的としています。

わたしたちは、石徹白の地域再生をマイクロ水力発電から行っていくことを
「地域社会のデザイン提案」と位置づけ、現地で地域づくりの活動を進めている
NPO法人やすらぎの里いとしろや、地域の自治会の方々と連携のなか進めています。
2007/10/20

地域再生の試み2 ~まずはエネルギーの自給から~

~マイクロ水力発電の導入~

近日、急激な石油価格の高騰から、北海道などの寒冷地では
電気代が例年の何倍もかかって生活費がひっ迫している・・・というような話をよく聞きます。

いつかは枯渇してしまう資源(石油やウランなど)に頼りきっていること、
さらにそれらは国内では採掘できないためエネルギーを求めれば求めるほど、
地域内のお金が流出していくという仕組みになっているのです。

現在、「再生可能エネルギー」として太陽光発電や風力発電、
小水力発電が注目を集めています。これらの特長は、自然の恵みを受けて
繰り返し発電できるということ、また、巨大なダムや発電所のように設置建設時に
自然環境を傷つけないもので、“新エネルギー”と呼ばれています。

わたしたちは、岐阜県は日本全国を見渡しても豊かな水流を持つという
地域特性を加味して、新エネルギーの中でも小水力発電(=マイクロ水力発電)によって
エネルギーの自給ができないか考えていくことにしました。
2007/10/20

地域再生の試み1 ~「地域再生」の必要性~

近年、“地域おこし”や“まちづくり”、“地域ブランドの開発”など、
地域を元気にするための活動がよくみられるようになってきました。

これらは、地域の過疎高齢化、人口減少、地域経済の疲弊など、
地方が直面する問題を解決しようとするもので、
すべて「地域再生」の動きであるといえます。
 
わたしたちは、「地域再生」のために何が必要なのか考えてみました。
私たちが社会生活を営むために必要なもの。あげればきりがないかもしれませんが、
“毎日必ず必要とするもの”を考えてみるととてもシンプルな答えが出てきました。

それは、食料・エネルギー(電気やガス)・福祉サービス(福祉・教育・医療)の3つです。さ
らに踏み込んで考えてみると、これらを外部(海外や地域外)に依存することなく、
地域の中にある資源を使って自給することが、生活を持続させる鍵なのではないでしょうか。

これらの基盤を整えることはすなわち、『地域資源を使った持続可能な職場の創出』にも
つながり、持続して地域内で人が営みを続けていくことができるのです。

こうした思いをもとに、私たちぎふNPOセンターはミッションの一つである
「地域社会のデザイン提案」として、岐阜県でももっとも水資源が豊富であると
考えられる岐阜県郡上市白鳥町石徹白において、「水資源によるエネルギー自給」を
目指し、事業を開始しました。
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