2008/01/17

螺旋型製作 進捗状況

rasenn kumitate
螺旋型発電(写真:篠田製作所提供)

螺旋型発電機の製作が着々と進んでいます。
先日製作完了した螺旋水車を
固定するためのカバーを装着し、
さらにさび止めの塗料を塗り完成に向かっています。

これからもう一度分解して、最終的な塗装をし、
再度組み立て、完成という予定です。

発電はDENSOのオルタネーターで行います。
中古で適当なものを石徹白で発電関係に
詳しい方に選んでいただき購入。
24ボルトもので、だいだい3万円程度。
低回転(とはいえ車用なので1700-1800回転)の
ものを利用することにしました。

予定としては、500-600Wの発電となりますが、
まだまだこれから実験開始なため、
発電量も発電効率も不明です。

来週21日までには完成し
設置、そして実験開始をします。


設置場所はすでに一通り土木工事が終了し
設置するだけになっています。

今回は実験ということで、そのまま用水路に
設置するのではなくて、水路を迂回するかたちで
用水路のすぐ隣に新しく水路をつくりました。

様々な状況下でデータ収集ができるように
水量調整も可能という好条件のもと
設置をすることができます。

戦前に普及していた螺旋型のような存在に
なれるかどうか・・・。

設置後の状況も逐一ご報告します。


スポンサーサイト
2008/01/16

螺旋型水車の製作

rasenn suisya
完成した螺旋水車(写真提供:篠田製作所)

今回の事業で大きな目的の一つである
「螺旋型マイクロ水力発電」の研究開発。

数年前から富山県立大学と名古屋大学、
NPO法人地球の未来などが協力をして
開発を進めてきました。

特に、名古屋大学の大学院生が中心的に
取り組み研究を行いました。

螺旋部分は、水を吸い上げるアルキメデスポンプの
螺旋の逆方向に動くもので、非常に単純な
つくりに見えます。

ところが、考慮しなければならない指標が
非常に多く、物理モデルをつくることがとても
難しかったようです。

もっとも効率のよいかたち(軸の長さから
羽の数、羽の角度、大きさなどなど)は
どのようなものが理想的かどうか、あらゆる条件を
鑑みて計算をした上で、ようやくモデルが完成し、
その後さらに研究を進めた上で、今回の製作に
至りました。


今回、製作に携わるのはもともと螺旋をつくる
技術をもっている篠田製作所さんです。
本社は岐阜県関市にあります。

研究結果を踏まえてつくられた設計図に基づき、
初めて製作に取りかかりました。

長野県大町市にも、個人で螺旋水車をつくって
発電されていた方がいらっしゃり、昨年9月に
見学に行きましたが、残念ながら製作された方の
事情で発電はストップし、螺旋水車そのものも
引き上げられていました。

そのほか、どこかに先行事例はないかと探し回りましたが
残念ながら見つけることはできませんでした。
つまり、今回設置することができたら、
近年中でみると、国内的には非常に画期的だということです。


設計図通りつくられるといっても、すぐにうまくいくわけでは
ありません。いくつも不良品を出しながらも、試行錯誤を
していただき、ようやく螺旋水車部分が完成しました。

年末年始を返上して螺旋部分を製作していただいたということで
本当に頭が上がりません。ありがとうございました。

螺旋型発電の命でもある螺旋水車。
これから組み立てが始まります。
2007/11/22

選定機種_ターゴ型(落差利用型)

ターゴ型(落差利用型)

●選定理由
落差利用型の発電機であり、石徹白の地形を活用して発電ができる。さらに、縦軸型同様、技術的に完成されているため、安定したエネルギー供給が可能である。当初、落差利用型としてHarris型を考えていたが国内に適当な輸入代理店がなかったため縦軸型と同じ代理店より落差利用型を購入することにした

●特徴
・既存の水路から取水をする水道工事が必要となる(土木工事は不要)
・落差が必要となる
・他の2機に比べて少ない水量で効率よく発電する
・構造が非常に単純なため故障した場合でも地域内で修理ができる

●仕様
発電量:1000W
重量:48kg
高低差:11m
必要水量:23ℓ/秒
回転数:1500rpm
本体高さ:600mm
口径:270mm

●購入など
メーカー:Power Pal(カナダ)
販売元(日本):株式会社イズミ
2007/11/21

選定機種_縦軸型

縦軸型

●選定理由
技術的に完成されているため、安定したエネルギー供給が可能であることから、国内外問わず設置事例が他の2機に比べて最も多く、信頼性が高いと考えられる。また、低落差で水量が多いところであれば対応可能であり、石徹白内に設置にふさわしい水路がいくつもある

●特徴
・低落差で利用が可能
・構造が非常に単純なため故障した場合でも地域内で修理ができる
・発電量に合わせて一定の水量調整が必要となる
・落ち葉やゴミが詰まると発電が止まるので対策が必要となる

●仕様
発電量:500W
重量:34kg
高低差:1.5m
必要水量:70ℓ/秒
回転数:1,500rpm
本体高さ:81cm
発電機口径:20cm

●購入先など
メーカー:Power Pal(カナダ)
販売元:株式会社イズミ

tatejiku

写真:石徹白下在所縦軸型設置現場






2007/11/21

選定機種_螺旋型

螺旋(らせん)型

●選定理由
落差がなくても、ある一定の水量があれば発電することができ、山間地域ではなくても利用可能であるため、汎用性が高いと考えられる。また、戦前に富山県の砺波平野で8000機以上普及し動力として利用されていたという実績があり改良を加えれば発電機として十分機能すると考えられる(※)
※選定した3種類の中で唯一、独自での研究開発機種となった(他の2種類は完成品を購入)。螺旋型マイクロ水力発電機は、現状ではドイツのRits-Atro社が開発・販売している。しかし、戦前は富山県の砺波平野を中心に1万機以上の螺旋型が全国に普及し、農具として動力を提供していたという記録がある。こうした過去の実績を鑑み、もう一度実用化させるために当事業では、名古屋大学・富山県立大学と共同開発を行い篠田製作所が製作した螺旋型を導入した。

●特徴
・既存の農業用水にはめ込む形で設置が可能(土木工事が不要)
・低落差で利用が可能(平野で利用されていたという実績がある)
・水量の調節が不要
・メンテナンスが容易
・他型に比べ、設置・製作コストが安価

●仕様
発電量:500W程度(予定)

rasenn mokei

写真:富山県立大学実験室
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。